今日は『物語思考』(けんすう(古川健介)著、幻冬舎)をご紹介します。
皆さんは、自分の目標や将来をどのように描き、それに向かってどのように努力していますか?
この本は、自分の目標を「物語」として描き、それを行動につなげるヒントを与えてくれる一冊です。「物語思考」という考え方を用いて、「自分のやりたいことが分からない」「どうすれば見つかるのか分からない」といった問いに対する答えを導く方法論が紹介されています。具体的な方法論についてはぜひ本書を手に取っていただきたいのですが、私なりに簡単に説明すると、自分が理想とする姿を物語の主人公として演じていくという考え方です。
ここでは、オレンジフィットネスをご利用の皆さまや体づくりに励んでいらっしゃる方々に向けて、健康やフィットネスの目標を単なる数字や結果としてではなく、「自分だけの物語」として捉えることを提案したいと思います。
自分だけの物語を描くステップ
まず、自分が目指す理想像を「キャラクター」として設定します。
例えば、「理想の体型になった自分」「軽やかに動ける自分」「ボディビル大会で優勝する自分」などがキャラクターの例です。本書の中で紹介されている矢沢永吉さんの名言に、「俺はいいけど、YAZAWAが何て言うかな」というものがあります。まさに、矢沢さんが「YAZAWA」をプロデュースしているイメージです。
キャラ設定ができたら、そのキャラになりきって行動を積み重ねていきます。ただ念じるだけではなくそのキャラクターになりきるための努力を日常の中に組み込むことが重要です。
健康づくりの旅を物語に変える
あなたの健康づくりの旅も一つの物語です。主人公はあなた自身。その物語をどのように描き、どんなストーリーにするかをこの本は教えてくれるはずです。
まずは自分の日常を振り返り、小さな物語を見つけることから始めてみましょう。運動を習慣にすることもその一歩です。
この本を読んで、私はオレンジフィットネス(山梨県甲斐市)が、皆さまにとって単なる運動の場ではなく、新しい人生の章を描く場所であってほしいと改めて感じました。
今日が人生で一番若い日です。皆さまにとって素晴らしい一日となりますように!